off the gridの意味は?
off the grid:公的ライフライン(電気、ガス、水道)が通っていない
先日気になった記事があったのでふと読んでみました。それは、アメリカのバスケットボール選手がロシアで試合中に薬物検査に引っかかり、刑務所に入れられた話でした。その記事の中で、off the gridという知らない表現が出てきたので調べてみました🏀
gridとは、縦と横にアミアミになっている格子状の構造で、electricity gridで電線が張り巡らされているシステム=公共の電気供給網を指します。それがoffの状態=公共の電気が通っていないとなります。
単語だけ見ると電気の話ですが、off the gridは電気に限定せず、生活に必要な公的ライフライン(ガス、水道、電気)の供給網から外れているという意味で使われます。
単純に言えば、電気ガスが無い様な、人里離れた場所で生活しているイメージです。自分で太陽光で電気を引いたり、井戸を掘ったりと、自給自足で生活するという意味合いも持っています。冒頭の写真はoff the gridで検索して見つけた写真です。こういう感じです☀️🛖
日本の例で言えば、少し前に話題になった(?)東出昌大さんの今の暮らしがまさに、off the gridでしょう。
He lives off the grid.
彼は、人里離れたところで自給自足で暮らしている。
この意味で使われる時は、動詞はliveやbe livingを使うことが多いです。
さて、話を戻して。最初に書いたバスケットボール選手の話。刑務所には電気ガスは通っているはずでは?と思い、更に調べてみるとoff the gridには上記の意味から転じて「居場所が特定できない、インターネット上での追跡ができない」という意味がある様です。この場合はbe動詞が使われる事が多いのかな?また前後の文脈が必要になってきます。
I was off the grid.
誰も私の居場所を特定できなかった。
記事の中では、この文の後ろに、アメリカの友達や家族が一生懸命私を探していたと書いてあったので、この意味で使われていたと思います。
SNS等、情報の溢れたこの世の中で、皆さんはoff the gridな暮らしに憧れますか?🏕